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2018年12月17日

11/20第4回成瀬貴良先生、インド哲学おさらい

みなさまこんにちは!

いつもインド哲学にご参加くださり、ありがとうございます。

大変遅くなりました。第4回のインド哲学のおさらいになります。

よろしくお願いいたします。

 

ヨーガのゴールは解脱(輪廻転生からの解放)

生まれ変わりから解放されたかった。

解脱に行くためのヨーガの道は様々あるが、最終的なゴールは一緒。

 

 

最も古いヨーガ

①ラージャ・ヨーガ

教典の「ヨーガ・スートラ」の中にあり、ウパニシャッドの流れを汲む古典的なヨーガ。

出家的で厳しいヨーガ。

お釈迦様より前のBC.7C~

瞑想のことだけで、身体については触れていない。

仏教も原始仏教(小乗仏教)

 

ラージャ・ヨーガから何百年もたって

②ジニャーナ・ヨーガ、カルマ・ヨーガ、バクティ・ヨーガなどが生まれる。

教典「バガヴァッド・ギーター」

在家的なヨーガで、仕事や家庭があっても良い。

AD.1C~ キリストが生まれた時代。今から2000年前。

仏教も在家仏教(大乗仏教)

 

一番最近に出来たヨーガで、私たちも行っているヨーガ。

➂ハタ・ヨーガ

教典「ハタ・ヨーガ・プラディーピカー」

タントラの流れを引く。

精神の至福のみならず、肉体も重視。

AD.7~8C

 

 

『ハタヨーガ入門』

 

ハタ・ヨーガの歴史と哲学

ハタ・ヨーガは比較的新しく10世紀以降に体系化された。

 

1、ハタ・ヨーガの意味

ハタ=力、努力、権力

ハ=太陽、陽エネルギー、タ=月、陰エネルギーと解釈するが、言葉の意味としてではない。

古典的なヨーガが瞑想などの心理的なものに対して、ハタ・ヨーガは身体全体を通じて解脱に至る。

ラージャ・ヨーガでは重視されていなかった肉体、身体というものを、ハタ・ヨーガでは聖なるものとして重視する。

ハタ・ヨーガの哲学は古典的なラージャ・ヨーガのサーンキャ二元論とは異なり、ヴェーダンタの一元論の流れを汲んでいる。

ハタ・ヨーガの教典

『ゴーラクシャ・サンヒター』『ハタ・ヨーガ・プラディーピカー』『ゲーランダ・サンヒター』『シヴァ・サンヒター』『ハタ・ラトナヴァリ』

 

2、ハタ・ヨーガの流れ

お釈迦様より古い、ウパニシャッドの時代(約BC.8C~AD.数世紀)、心を統一させるための実践的な方法(瞑想)をヨーガと呼んでいた。

馬と馬車を繋いで深い境地に行く=瞑想=ヨーガ

『ギーター』の出現により、知識のヨーガ(ジニャーナ・ヨーガ)・行為のヨーガ(カルマ・ヨーガ)・神への信仰の道(バクティ・ヨーガ)によっても解脱に至ると考えられ、ヨーガへの道が様々に大きく広がった。

その後、ヒンドゥー教の中のシヴァ派からタントラという別の新しい流れがおこり、インドの宗教に大きな影響を与える。

インドの宗教が徐々にタントラ化(密教化)していく中で、ヨーガも影響を受けた流派が体系化される。

ヒンドゥー教のシヴァ派の女神を崇拝するグループの中から、ナータ派と呼ばれる一派が興る。

13世紀頃にこのナータ派の中にゴーラクシャ・ナータという人物が現れ、数々の奇跡を行ったという伝説が残っている不思議な人で、ハタ・ヨーガを体系的にまとめた。ハタ・ヨーガの開祖と言われる。

それまでインドの宗教の中では、肉体は俗なる穢れたものとされる傾向が強かったが、ハタヨーガは肉体を聖なるものとしてとらえた。

精神的な至福と世俗的な成功の両方を求めたのがタントラとハタ・ヨーガの特徴。

身体を使ってハタ・ヨーガを行うことで、精神面や情緒面に様々な変化が見られることが、ハタヨーガの真の効果・恩恵である。

 

 

3、ハタヨーガの哲学

タントラの哲学は静的エネルギー「男性原理」、動的エネルギーを「女性原理」の合一にある。

タントラ系のヨーガの一つであるハタ・ヨーガでは、男性原理を頭上にいるシヴァ神にたとえ、女性原理を会陰部に眠るシヴァ神の妃シャクティ(クンダリニー)として、この結合を目指す。

このとき合一に向かって働きかけるのは動的エネルギーである女性原理の方である。

ハタ・ヨーガの宗教理念は、太陽と月、男性と女性、聖と俗、プラスとマイナス、動と静、熱と冷など、相反するものを一つにすること。

私たちは物事を「善・悪」「正しい・間違い」「好き・嫌い」と区別しがちですが、ハタ・ヨーガでは、どちらか一方だけを重視したり、排除したりするのではなく、相反するものの両方を同じように認める。そしてあらゆることに対してこのような見方が出来ると、人生も楽に生きられるようになってくる。

 

成瀬貴良著「インドの叡智」

第5章ハタ・ヨーガ(P,157~)に詳しく説明があります。

 

 

タントラの教えの中の一つにスヴァラ・ヨーガの科学がある。

★スヴァラ・ヨーガ

スヴァラ・ヨーガとは、呼吸の仕方によっていかにプラーナの動きがコントロールされるかという、プラーナの身体のリズムに関する古代科学。

今日インドでも行われているが、一般的には知られていない。それは、不正に使えば人を気づつける、強い効果を持った秘密の科学とみなされていたからでは。その為、ヨーガやタントラの教典からは、スヴァラ・ヨーガに関する情報や知識はほんのわずかしかない。

スヴァラとは、「自分自身の呼吸の音」という語源があるが、スヴァラ・ヨーガとプラーナーヤーマは一緒ではない。

スヴァラ・ヨーガは呼吸の分析やプラーナのリズムの重要性を強調するもの。一方、プラーナーヤーマの方は、プラーナの流れを変えたり保存したりコントロールする方法のこと。

スヴァラ・ヨーガの方がプラーナーヤーマよりも広範囲にわたる精密な科学。

スヴァラヨーガの実習では、日中、一方の鼻孔の流れを活動的にして、プラーナをある方向に導くために、スヴァラ(呼吸)をコントロールするたくさんの方法がある。

あるいは、一方の鼻孔にプラーナを通すことで、夜眠れるようにしたり、一日中疲れることなく仕事が出来るようにしたり、食欲増進剤や消化剤を用いることなく消化を促したりする。

もし誰かが難問を持ってきたとしても、その問いに正しく答えられるようになったり、誰かがスヴァラの流れの反対の方から近づいてきたら答えはNo、活動的なスヴァラの側から近づいてきたら、答えはYesである。

しかし、これらはスヴァラ・ヨーガの持つ効果のほんの一部で、重要な部分ではない。このようなことは世俗的なことで、やがては越えなくてはならないこと。

スヴァラ・ヨーガによって、あらゆるものにプラーナが現れているかを知ることが出来る。

 

 

ナーディー(プラーナの通る道)の中に、最も主要な、イダー、ピンガラ、スシュムナーがある。

イダー(左側の気道の流れ)と、ピンガラー(右側の気道の流れ)は60~90分おきに変わる。

10~10:30 ピンガラ、右の流れが良く、アーシュラムではお昼の時間(食物の消化がピークに達するため)

12:00 身体の真ん中を通るスシュムナーの流れが良くなる。

12:30 イダー、左の流れが良くなる。

 

イダーとピンガラ、どちらかの流れが3日以上優勢になると、心と身体や精神面に危機が起こる。

鼻が詰まるなどの呼吸の問題や、風邪や便秘などが起こる。

 

熱、おでき、腫れ物⇒ピンガラ優勢

唐辛子、胡椒、生姜、その他の辛みのスパイス⇒ピンガラ優勢

空っぽの胃の中に、バナナ、ミルク、ヨーグルトなど冷たいもの⇒イダー優勢

鼻詰まっている時ミルクを入れないコーヒーを飲むと、鼻孔が開く。

 

イダー、左の流れが活発な時に行うと良い。

水を飲む、小便をする、ベッドから出る。静かな仕事、作業、メンタルな創造的なことをする。宝石を買う。他人を助ける。目上の人と接する。宗教的な行事、祭式、結婚、式典などあらゆる儀式。

マントラの修行。グルと接する。長い旅行。植木や種をまく。医療行為、病気治療。歌、演技、詩をかいたり音楽を聴く。女性が性的な関係を持つ。

 

ピンガラ、右の流れが活発の時

肉体的な行動、ハードな仕事、危険なこと、英雄的、暴走、冒険、荒っぽいことをする時。数学など知的な作業。農業。売買などの商業行為。短い旅。馬やバイクに乗る。男性が性的な行為をする、女性を魅了する。

左の流れが良いときは右脳、右の流れが良い時は左脳が影響する。

 

行動する前に呼吸の流れをチェックする。

朝目覚めたとき、どちらかのスヴァラが優勢か観察。鼻孔の流れが良いほうの側のベッドから下りる。

ピンガラの流れが活動的なら右足を東か北に向けて歩き出す。

イダーの流れが活動的なら左足を西か南に向けて歩き出す。

イダーの流れが優位な時に仕事する。熱い、辛い、酸っぱい、油けのあるものを食べる。

冷たいお風呂はピンガラを活発に。

温かいお風呂の時はイダーが活発に。

旅行するとき、家や街に出る時の最初の一歩は、鼻孔の流れの良い側。

友好的な態度で接したい、喧嘩をしてしまいそうな傾向にあるなら、流れの良い鼻孔の側から足を出す。

 

実際に、一日観察して実践してやっていた。

スヴァラ・ヨーガの教典、「シヴァ・スバローダヤ」の中に記されている。

その中には死の兆候などもあり、暑さを感じなくなると、6が月後の死ぬ。どちらかの手がかゆいと何か月後には死ぬ。などとあり、この伝統的な秘法に関する知識は、毒にもなるし薬にもなることから、厳しい条件のもとのにヨーギーたちにによって秘密にされ守られてきた。

 

 

ハタ・ヨーガとは第4章からなる。

1、アーサナ

2、プラーナーヤーマ

3、ムドラー

4、サマーディ(瞑想)=ラージャ・ヨーガ

 

タントラの流れを汲んでいるヨーガとして、クンダリニー・ヨーガやクリヤー・ヨーガがある。

 

実践 『プラーナーヤーマ(呼吸法)瞑想』

仰向けで、腹式、胸式、肩鎖骨式呼吸、

三段呼吸

アヌローマ・ヴィローマ

ナーディー・ショーダナ・プラーナーヤーマ

ウッジャーイ、

(ソーハム)=それは私である。ブラフマンは私である。

 

以上、ありがとうございました。

次回5回目、12/18(火)16時からになります。明日ですね!(笑)

明日は30分拡大で、最後に瞑想を行います。

忙しいこの時期だからこそ、心身を整えて、今年最後を気持ちよく締めくくりたいですね。

 

ご予約まだの方は受け付けております!

http://reserva.be/hajimeteyoga1

 

明日いらっしゃる方は、温かく、長く座りやすい服装でいらして下さい。

更衣室もありますので、座りやすい服にお着替えも出来ますよ。

 

それでは明日、お会いできるのを楽しみにしております(^^♪

寒いですのでお気をつけていらして下さいね♬

 

高浪 美子(miko)

 

 

 

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